歯の根っこ
みなさん、こんにちは。
今日は歯の根っこの治療のお話です。
よく、「虫歯が神経まで達していますので、神経を取りましょう」
と歯医者さんで言われることありますよね。
でも、何年かしてみると、神経取ったはずの歯なのに、根っこの中に膿がたまっていると指摘されたこともある人もいると思います。
レントゲンの根っこの先の黒い影、これは「根尖病変」という病気です。
主に、神経を取ってしまった後の歯に出来るものなんですが、神経の通っていた根っこの中の道「根管」に菌が入り込んで出来てしまうものです。
この「根管」の治療が難しいのです。
この治療をきちんと行っていないと、痛くなってしまった時に行う再治療時には、高いお金を払った被せものを壊して、根管治療からやり直しということになります。
患者さんにとって、こんなに迷惑な話はありません。
つまりは、最初に神経を抜く「抜随治療」が的確に行われていると、この再治療の必要もほぼありません。
よく根管治療を家作りにたとえます。根管治療は大事な家を支える基礎工事ですよと。
この治療がしっかり行われていないと、どんなに高くて綺麗な歯を入れてもいつかは壊さないといけない可能性が出てきます。
奥歯になると根管の数が増え、中の形も複雑になる為、難易度は一気に上がります。患者さんのお口を開けている時間や来院回数も増えることもあります。
写真は根管治療が簡単にできるようになった機械です。
当院でも3月から導入したのですが、根管治療をより早く、より正確に手助けしてくれます。
根っこのなかの状態を患者さんに100%理解してもらうのは難しいと考えてます。だからこそ、はやま歯科に来た患者には100%の信頼で治療に臨むようスタッフ一同日々頑張っていきます。
『根管治療は歯医者の良心』
この言葉は去年の台湾での審美歯科協会でのある先生の一言です。
今日から時々歯の話もしていきますね。
それでは、また。